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盛岡てがみ館 刊行物のご案内

春又春(しゅんゆうしゅん)選句集

31-5佐藤春又春(本名庄太郎、1885-1911)は、盛岡市山陰(現茶畑)に生を受け、肴町に育ち、肴町で生涯を閉じた俳人です。
生家は書籍と洋雑貨を商い、父亡きあとは四代目庄兵衛を名乗り家業をつぎました。誕生は石川啄木よりおよそ1年ほど、没したのも6か月ほど早く、まさに啄木と同時代を生きた明治後半期の青年俳人でした。
俳誌『日本及び日本人』の選者を長年務めた河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)は、春又春の友人に彼を「天才」と語り、若き有望な俳人として注目していました。26年間での春又春の生涯作句はおよそ7000にも及びます。
「春又春選句集」は、盛岡てがみ館で販売しています。  <定価500円>

南部絵経の絵解きと生まれた謎に迫る

31-6この絵経は田山(現八幡平市田山)から発祥したもので、江戸時代の幾多の飢饉に怯える農民に安寧を授けるために誕生したものです。いくつか系統があるようですが、盛岡系の絵経は、原敬の3周忌・7周忌法要の引き出物にも使われていて、本県が誇る独自の重要な文化財の1つといえます。

農家に身近なものの絵を用いて漢字のものと同じように唱えさせるという、江戸後期に盛岡藩領内から生まれた全国的にもめずらしいお経を、この冊子ではひとつひとつの絵から解読しています。

「南部絵経の絵解きと生まれた謎に迫る」は、盛岡てがみ館、盛岡市民文化ホール(マリオス5階)、盛岡劇場、キャラホールで販売しています。<定価1000円>

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