第23回 盛岡市民演劇賞【審査結果】
第23回盛岡市民演劇賞の審査会が令和7年7月18日(金)に開催され、以下の通り決定いたしました。
授賞式は、令和7年7月31日(木) 19時から盛岡劇場メインホールにてとり行います。
【大賞】
該当なし
【部門賞】
創作戯曲部門:角舘 信哉(ライナー・ノーツ)
授賞理由:ライナー・ノーツ「けして、パレードは続けども。」(令和6年9月14日~16日 盛岡劇場 タウンホール)、「まだここで息をして」(令和7年5月10日~11日 盛岡劇場 タウンホール)の2作品において、リアリティのある会話で作者の内面を伺わせるまでに人間関係のずれを丁寧に描いた両作は、テーマの共通性とともに、観客を物語の世界に引き込む作品となった。
演出部門:遠藤 雄史(トラブルカフェシアター)
授賞理由:トラブルカフェシアター「杜鵑の棲む家」(令和6年11月3日~4日、9日~10日 旧石井県令邸)において、歴史的建造物の重厚な空間を活かし、登場人物それぞれの背景や思惑のストーリー展開により、終始緊張感に満ちあふれた舞台を表現した。
舞台美術部門:中村 輝(カンザスハリケーン)
授賞理由:カンザスハリケーン「青嵐」(令和7年3月22日~23日 盛岡劇場 タウンホール)において、客席を含めタウンホール全体を舞台化し、さらに見えない奥までをも感じさせる空間構成は、異世界を現世に体感させるほどの力があった。
音響・音楽部門:村岡 邦子(劇団赤い風)/ 高井 翼
授賞理由:もりげき八時の芝居小屋第191回公演 もりおかアクションクラブプロデュース「ジュリアス・シーザー the ACT」(令和7年2月27日~28日 盛岡劇場 タウンホール)、劇団赤い風「犬神」(令和7年5月10日~11日 いわてアートサポートセンター 風のスタジオ)の2作品において、音響音楽が物語に果たした役割は大きく、その場面にふさわしい多くの曲を作り上げたことも注目され、その効果は物語に奥行きを与えた。
衣装・メイク部門:染井 野花(カンザスハリケーン)/ 藤原 悦子(劇団よしこ)
授賞理由:カンザスハリケーン「青嵐」(令和7年3月22日~23日 盛岡劇場 タウンホール)において、絢爛な衣装が物語に引き込む役割を果たし、奇抜なメイクも演技の力強さと凄みを増しており、美意識も感じられた。
観客賞:劇団ちりぢり「舞浜騒乱事件」(代表:藤原 瑞基)(令和6年9月22日~23日 盛岡劇場 タウンホール)
審査対象
2024年7月1日から2025年6月30日までに盛岡市内で上演された、盛岡市内に活動拠点を置く劇団等による公演。
高校生以下の学校演劇公演、大学祭での公演、観客等が限定され一般市民を観客対象としない公演、イベント等の中でアトラクションの一つとして行われる公演は除きます。
第23回盛岡市民演劇賞対象作品一覧
審査員
岡部玄治、小野澤章子、神部茂美、佐々木悦也、菅原伊保子、三浦雅子、吉野英岐
(50音順)