チケット発売日：平成27年10月31日(土)

開催日：平成27年11月22日(日)

時間：午後1時30分開演（午後1時開場）

前売料金：全席自由500円(前売り･当日とも)

場所：姫神ホール

明治39年、盛岡での生活を終え、渋民に帰ってきた啄木。もっとも美しいコニーデを現している渋民から見る岩手山。足元を悠々と流れる北上川をはじめ、山沿いに流れる多くの沢や川。目を転ずれば、どこから眺めてもなだらかな稜線を描く姫神山。この、美しくも厳しい自然の中で暮らす玉山の人々が、産み出し培ってきた様々な芸能。啄木が触れる、ふるさと玉山の芸能文化は彼の心にどう響くのか？

―神楽は一種特別の組織だ。乃ち十二三才から十七八才くらいまでの村の少年が、毎年毎年その後継者に技を伝へて行くので、老人に一人か二人その師匠がある。されば、この村でたいていの人は皆、その若いときには神楽をやったことがあるのだ、予はこういう習慣をば、かなり永久に保存していきたいものだと思う―（石川啄木　渋民日記より）

現在へ脈々とつながる、歌人石川啄木を育んだ玉山の風土。二十歳を迎える姫神ホールで、彼が愛したふるさと玉山の芸能文化を、啄木と節子が観客の皆さんとともにめぐり、過去から現在、そして未来へと続く玉山の記憶を呼び起こします。

プレイガイド：

盛岡市民文化ホール、盛岡劇場、キャラホール、姫神ホール