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【事業報告】盛岡市・ビクトリア市姉妹都市提携40周年記念「新渡戸稲造ゆかりの町めぐり」

令和7年5月31日(土)、「新渡戸稲造ゆかりの町めぐり」を開催しました。今年2025年は新渡戸稲造生誕の地である盛岡市と客死したカナダ・ビクトリア市が姉妹都市の調印を締結してから40年の記念の年に当たります。そのことにちなみ、改めて市内に点在する新渡戸稲造ゆかりの場所を、当館の中浜主任学芸員の案内で歩きました。

下ノ橋町にある「新渡戸稲造生誕の地」では、昭和37年に生誕100年を記念して「生誕の地」の標柱が建てられたこと、没後50年となる昭和58年には現在の形に整備され、銅像や略年譜も設置されたこと、その後も周年のたびに記念植樹等が行われてきたことなどを知ることができました。

 

その後、中津川沿いの「ビクトリアロード」を歩きながら、盛岡城跡公園内のトーテムポールをながめ、盛岡市役所そばに設置してある高田博厚作「新渡戸稲造胸像」を見学。昭和51年に新渡戸の遺徳を後世に伝えようと設置されたこと学びました。

町めぐりのゴールは、盛岡城跡公園内二の丸にある「新渡戸稲造記念碑」。生誕の地に標柱が設置された年と同年にこの地に建てられました。碑のデザインは、原敬記念館の設計者でもある建築家谷口吉郎によるものです。

「願わくはわれ 太平洋の橋 とならん」の言葉どおり、新渡戸稲造が繋いでくれたカナダ・ビクトリア市との縁が、これからも続いていくことを願う一日となりました。

 

 

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