講座・ワークショップ詳細
「田中達也展 みたてのくみたて」開催に寄せて 田中達也インタビュー
今回の展覧会を前に、作品への想いなど開催に寄せて、田中さんにお話しを伺いました。
***
2018年開催の「ミニチュアライフ展」、2022年開催の「ミニチュアライフ展2」に続き、また盛岡で開催できて嬉しいです。
今回の展覧会は、「どうしてアイデアが尽きないのですか?」と、皆さんから聞かれる質問に、⾃分なりの答えをすべて盛り込みました。
2011年から毎日作品を発表している中で、どうやって頭の中で見立てのアイデアを探し、組み立てているのかを意識できるようになりました。
それをまとめて研究発表のように展覧会を作りました。もちろん、皆さんにとって楽しい発見がたくさんあるように工夫しました。
作品も、前回、前々回とは、すべて違うものです。
*** アイデアは尽きないものですか?
アイデアを考えるという行為は、料理に似ています。同じ材料を使っても、組み合わせ方や、料理する人によって、できあがりは千差万別です。
料理をすればするほどレパートリーの幅が広がり、レシピも増えていきます。
毎日の料理のようにアイデアも表現のアウトプットをすればするほど、減っていくどころか、掛け算でふくらんでいくものだと思っています。
*** それにしても2011年から、SNSで毎⽇作品を発表されています。大変だと思うことはありませんか?
⽇頃⽣活をしている中でアイデアが出てくるものなので、そのアイデアができた時点で、すぐスマホにメモをするようにしています。
実は、アイデアのストックは、5,000くらいはあるので、アイディアが出なくて大変だということはないです。
むしろ、一生涯かけてもアイデアを全て作品にはできないな、と思っています。アイデアのストックの中から、次の⽇に発表する作品のアイデアを選んで撮り始めます。
*** 一つの作品を作るのに、どのくらいの時間がかかっているのですか?
モチーフを配置し始めて、写真を撮影して、作品名を考えて、SNSに投稿するまでに大体時間としては平均3〜5時間です。
毎日作品を発表していますが、展覧会の設営などで、どうしてもアトリエを空けないといけない時は、前もってその分の作品を撮り溜めるようにしています。
*** 田中さんの作品は、タイトルもとても楽しいです。
作品のタイトルが「ダジャレ」になっているとよく言われますが、「ダジャレ」は言い換えると「言葉の見立て」でもあります。
写真が「形の見立て」で、タイトルが「言葉の見立て」になっているので、ひとつの作品で2つの見立てを楽しめるというわけです。
「作品が先ですか?タイトルが先ですか?」という質問もよく受けます。
タイトルのほとんどは、撮影した後に考えています。
撮った写真を見ながら、関連する言葉をたくさん連想していくと、似ている言葉が見つかりやすいです。
*** とても興味深いお話をありがとうございました!
展覧会情報はこちらからどうぞ!
講座・ワークショップ一覧に戻る


